【都会に疲れた人へ】田舎暮らしで得られる5つのメリットを解説

「田舎での暮らし」は、現代社会において注目されるテーマの一つです。都会の暮らしから逃れ、自然豊かで自由な環境で生活を望む人々が増えています。
本記事では筆者の実体験による田舎移住で得られる5つのメリットについて、解説します。
田舎暮らしに興味のある方や、暮らし方を考えている人にとって役立つ情報を提供します。
私は・・・
1.生活費が安い
下図は1世帯あたりの消費支出の推移を、大都市と小都市で比較したデータです。(国土交通省白書2015)

筆者が移住してきた年が2015年なので、当時の生活費の比較になります。大都市と小都市では月間の生活費が10%程違う事がわかると思います。
これは筆者の体感も同じで、特に「食料費」においては随分と違うと感じました。近所のスーパーに売っている魚や野菜は、鮮度も良く格安で売られています。
また、田舎には道の駅等のスーパーとは違う食糧の販売所も有り、その土地ならではの食べ物も格安で売られています。
下図は燕市にある「道の駅 国上」です。地元で栽培されたほうれん草が1束100円で売ってたりします。


地元の取れたて野菜が格安で手に入るのは嬉しいですよね。
2.自由な時間が多い
都会暮らしは、無駄な時間がとにかく多いです。
- 人混み
- 渋滞
- 電車・バスの待ち時間
- 通勤時間
田舎の生活ではこれらの無駄な時間が解消されるため、休日だけでなく平日も自由な時間が確保できます。
田舎の生活で楽になったと感じるのは、渋滞と通勤時間です。
都会では渋滞発生件数が多く、近所のスーパーに行くだけでも一苦労でした。出発時間が10分遅れただけで、1時間の渋滞に巻き込まれることも度々あります。
また通勤はバスと電車を利用していたため、ドアtoドアで片道2時間程かかっていました。帰宅時間が遅いとバスの最終に間に合わず、最寄り駅から徒歩で1時間歩くことも度々ありました。
このように都会の暮らしでは、毎日無駄な時間が発生していました。
一方田舎に移住してからは、これらの無駄な時間がなくなり、自由な時間が増えました。
田舎での移動手段は車になりますが、渋滞はほとんど発生しません。通勤時間も片道20~30分くらいで、満員電車からも解放されます。
自由な時間が増えることで、時間に悩むことがなくなり、ストレスが減り、穏やかに生活を送れるようになります。
3.居住空間が広い
田舎は土地代が安いです。そのため居住空間が広い、大きな家を建てることができます。
その他の公共施設、スーパー等も同じで建物が広い造りになっている施設がほとんどです。
人が多く息苦しさを感じてしまう・・・なんてことはほとんどありません。
下記は筆者が以前住んでいた場所と現在住んでいる場所の地価を比較したものです。(2023年)
場所 | 横浜市戸塚区 | 新潟県燕市 |
地価 | 64.2万円/坪 | 9.8万円/坪 |
都会暮らしの悩みの1つがコレでした。
将来は自分の家を持ちたいと考えていましたが、地価が高すぎて、どうしても都会での将来を考えることができなかったのです。
64.2×50=3225 9.8×50=490
差額:3225-490=2735万円
このように土地代だけで膨大な費用の差額が発生します。
お金だけで考えた場合、都会と田舎のサラリーマンの収入で、この差額を埋めるのは結構厳しいです。
田舎の土地代が安いメリットとして、大きな家を建てることができます。都会では隣家との距離が近くすることができなかった、バーベキューも庭ですることが可能です。
4.子育てがしやすい
田舎には自然はあるけれど、子育て環境は何もないと思っている方も多いのではないでしょうか。
実際にはそんなことはありません。都会に劣る部分もありますが、それでも十分な子育て環境が揃っていると筆者は考えます。
まず、筆者の住んでいる地域は下記のようになります。
・世帯規模:100~150
・冬には雪が降り、一年に2、3回は大雪
・保育園、幼稚園、小学校、中学校(少し遠い)
・公文、英語、プログラミング等の教育塾
・サッカー、野球、水泳等のスポーツスクール
・小児科、皮膚科、眼科、病院等の医療機関は一通り
・コンビニ、スーパー、道の駅
・図書館
・電車、バス
・公園、キャンプ場、海、山
全て車で15分圏内です。全ての商業施設には駐車場完備ですし、無料です。
意外に思われるかもしれませんが、都会よりも利便性があり、時間に余裕も生まれ、子供にむきあう時間が増えます。
特に子供が小さいうちは、医療機関が近くにあり、車で行きやすいというのは非常に助かります。
仮に車がなくても、市内は周遊するバスがあるので基本的に問題なしです。
また様々な施設が広く造られているので、ベビーカー同士がすれ違えない、なんてこともありません。
ただ教育に関しては受験で行く幼稚園、小学校は皆無に近いので、子供にたくさん教育の機会を与えたいという方は、一考したほうがよいです。
土地単価の安い地方を、移住支援・子育て支援・スーパー有無・病院有無を別に記事でまとめてますので、是非参考にしてみて下さい。
【坪単価10万円以下】地方都市を5項目で比較してみた【北海道、東北】
5.食べ物がおいしい
もちろん都会でも美味しい食べ物は手に入るのですが、とにかく値段が高く、売っている場所もよくわからないことがあります。
筆者が住んでいる地域は、海、山に囲まれているので、米、魚、野菜がとにかく美味しいです。(肉はまぁまぁです)
このメリットは都会では感じにくいです。
少し足をのばせば安価で美味しい食材が手に入る。田舎にしかないメリットだと思います。

車で15分くらいの場所にある、魚市場です。新鮮な魚が手に入ります。
当然釣った魚を家で捌いて食べるなんてこともできます。筆者の会社の同僚にもたくさんいます。
まとめ
本記事では田舎移住で得られる5つのメリットについて解説してきました。
これらのメリットによって都会暮らしには無い、ストレスが少ない、自由で、自分らしい生活が送れると考えます。
皆さんのご参考になれば幸いです。
※今回はメリットだけについて解説しましたが、もちろんデメリットもあります。
