田舎の暮らし方
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【田舎移住する前に知っておきたい】田舎暮らしのデメリット10選と、解決方法まとめ

magutaku
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都会に疲れ田舎暮らしに憧れているけどデメリットが気になる・・・と考えている方多いのではないでしょうか。田舎暮らしには、自然やゆったりとした時間がある一方で、都会にはない様々なデメリットもあります。

本記事では、筆者の体験談から田舎暮らしのデメリット10選とそれらの解決方法について解説します。

この記事を読むことで、田舎暮らしに興味がある人や、すでに田舎暮らしをしている人にとって、より充実したライフスタイルを送るためのヒントを得ることができます。

あなたは誰?
私は・・・

・田舎暮らし8年のアラフォーおじさん

・横浜で地震を経験、移住先で大雪を経験

・中小企業でエンジニアをしています

・二人の子供の父

・5年前に家を建て、マイホーム暮らし

こんな人におすすめの記事です
  • 田舎へ移住を考えいるけどデメリットを知りたい
  • 田舎のデメリットに対する解決策を知りたい
もくじ

1|公共交通機関が少ない

2|学校が少ない

3|就職先が少ない 

4|医療施設が限られる

5|商業施設が少ない  

6|娯楽施設が少ない

7|都会では発生しない生活費がかかる

8|飲食店が少ない 

9|自然災害

10|害獣被害

11|まとめ                       

1.公共機関が少ない

下記のグラフは、国土交通省が平成27年の全国都市交通特性調査結果の一部です。ここで注目したいのは、三大都市圏と地方都市の交通手段の比較です。地方都市の電車・バスの利用の少なさがわかると思います。

国土交通省資料(都市における人の動きとその変化)

つまり、田舎は車移動が基本となります。

都会と違い、電車やバスは1時間に1本あるかないかです。そのため、鉄道・バス等を利用して移動することはほとんどありません。車で移動するほうが効率的だからです。

免許を持っていない人や、車を所有できない人にとっては不便な環境となりますがので、下記のことに注意して暮らす地域を選択するといいかもしれません。

【解決策】公共交通機関が少ない

・スーパー等の優先するべき施設が徒歩圏内にある地域に住む

「地域の循環バス」がある地域に住む

・駅が徒歩圏内にある地域に住む

・駅の近くにある職場に就職する

見てわかる通り、住む場所に依存してくるので、車をどうしても所有したくないという人は、住む地域を事前に調べておく必要があります。

それと、優先する施設が何かによっても住む場所は変わってきます。将来のことを考え、子供の学校、病院等の近くに住む場合もあると思います。

おすすめは、循環バスのある地域に住むことです。筆者の住んでいる地域にも循環バスがあり、電車の駅や病院を循環しています。また、金額も比較的安価で乗ることができます。(筆者の地域は1回100円)

病院や駅は循環バス、スーパー等の商業施設は徒歩といったように、上記の解決策を組み合わせることで、自動車に頼らず生活できると思います。

2.学校が少ない

人口が少ない地域は、学校が少ないことが多いため、子供の学力低下等が心配されます。特に、小学受験、中学受験で行く学校というのはほとんどありません。

学校以外の手段で子供の学力を補う必要があります。

【解決策】学校が少ない

・オンライン教育受講

・通信教育受講(タブレット学習、映像授業)

インターネット環境があれば、オンライン教育がおすすめです。言ってしまえば、学校とほぼ同じ内容で、子供の学力にあった教育を、家にいながら受講できると思います。

インターネット環境がない場合は、通信教育で添削をしてもらいながら、学力を向上させていく方法があります。

それぞれの家に合った環境で、教育手段を選択しましょう。

3.就職先が少ない

都会と比較すると田舎は企業自体が少ないです。

下図は中小企業庁発行の2016年の中小企業白書であり、大都市と郡部の町村=田舎の事業所数を比較したものです。

これによると、情報・通信業をはじめとする多くの業種で都会に事業所数が多いことがわかります。一方で、製造や建設業は田舎の方が事業所数が多いことがわかります。また、情報・通信業はリモートワークが可能な場合が多く、田舎で仕事をすることも可能と考えられます。

また、就労支援に力を入れている自治体もあるので、そちらを参考にするのもいいと思います。自治体によっては、企業とのマッチングサイトを運営している自治体もあったり、地域おこし協力隊を募集している地域もあるのでチェックしてみることをおすすめします。

【解決策】就職先が少ない

・リモートワークが可能な業種を選択する(情報・通信業)

・製造・建設業を選択する

・就労支援に力を入れいてる自治体を選択する(企業とのマッチング、地域おこし協力隊)

4.医療施設が限られる

田舎に限ったことではありませんが、医療施設の有無は移住前に確認しておいたほうがよいです。子供がいる場合は小児科、持病を持っている人だと病院や専門医院が必要です。

こればかりは、移住前にチェックしておかないとどうにもならないので気をつけましょう。また、命に係わる持病を持っている場合、対応できる医療施設が複数ある地域が望ましいです。

最近では、オンライン診療もありますが、診療の手段で診療できる病気は限られるため注意が必要です。

【解決策】医療施設が限られる

・移住前に自信に必要な医療が近くにあるか確認

・命に関わる持病がある場合、対応できる医療施設が複数あると安心

5.商業施設が少ない

田舎では、車がない人にとっては、スーパーに行くことも一苦労になります。1章にも記載の通り、自治体の地域循環バスや、商業施設の近くに住むしかなくなります。

ただ最近では、日常の買い物程度であれば、パルシステム等の宅配サービスインターネットショッピング等で済ますこともできると思います。

また田舎ではイオン等の大きなショッピングモールが都会と比較して建ちやすいので、車さえあればそこそこ不自由をしなくてすみます。

とはいっても、都会の商業施設の数には及びませんが・・・

【解決策】商業施設が少ない

・宅配サービスを活用する

・インターネットショッピングを活用する

・大きなショッピングモールは建ちやすい(但し、車必要)

6.娯楽施設が少ない

田舎はそもそも人口が少ないので、映画館や遊園地等の娯楽施設が少ないです。ただ、車さえあれば少しはなれた娯楽施設に足を運ぶことができます。

筆者が思うのは、田舎は田舎にしかない娯楽があるので、それを楽しむことができればいいと思います。例えば、キャンプ場、海、川で釣りや海水浴、山で登山等もできますし、自然が多いので写真等もいいと思います。

筆者の近所ではメダカやザリガニを捕まえることができます。子供たちにとっては最高の娯楽となります。

【解決策】娯楽施設が少ない

・田舎の娯楽を楽しむ

・キャンプ、釣り、登山、写真等

・車を所有し、近隣の娯楽施設へ足を運ぶ

7.都会では発生しない生活費がかかる

田舎では車での移動が主な交通手段となるため、車の所持はほぼ必須と言ってよいです。都会では必要のなかった車を持つことで、余計な費用が発生してしまいます。

  • ガソリン代
  • 税金
  • 車検費用
  • 保険料
  • メンテナンス費用
  • 駐車場代(場所による)
  • 車の購入資金

仮に4人家族でミニバンを1台所持したとして、年間約40万かかります。1月約3.5万円の出費が増えることになります。さらに加えて車のローンがあるので、大体全部で6~7万円程の出費になります。

せっかく移住してきたのに、この出費は大きいです。ただでさえ収入が減少している可能性がありできるだけ出費は抑えたいところです。

筆者が実践している車の生活費の抑え方はこちらになります。

【解決策】都会では発生しない生活費がかかる

・中古車を購入

・燃費のいい車を選ぶ

・任意保険はネット保険

・車メーカーが販売しているメンテナンスパックに加入

・駐車場付きの賃貸を選ぶ(田舎は大抵駐車場がついてます)

税金や車検費用は抑えることができませんが、上記のような施策で車の維持費を安くすることができます。他にもカーリースを活用するという方法もあります。

カーリースは車検費用や重量税が込みで月々定額を支払って車を所有できるシステムです。頭金がいらないことも大きなメリットになります。

8.飲食店が少ない

田舎は都会と比較すると飲食店数は圧倒的に少ないです。どうしても、毎日外食される人だと飲食店の種類の少なさに飽きてくると思います。ただその分、生き残っている店は安くて美味しい飲食店が多いです。

田舎でよくある飲食店の形態が、地産地消の考えで、農家が飲食店を直接営んでいたり、酪農家がアイスを作っていたりするパターンです。また、海に行けば、海鮮が美味しいですし、山に行けばきのこや山菜が美味しいです。

田舎の特色を生かした飲食店が多いので都会とは違った、飲食店の楽しみ方ができると思います。

【解決策】飲食店が少ない

・田舎の特色を生かした飲食店を探す

・野菜農家が営むレストランや酪農家が営むアイス屋

・海鮮や山菜等の地産地消の飲食店

9.自然災害

日本では自然災害と無縁な場所は無いと言ってよいでしょう。考えられる代表的な自然災害としては、

  • 地震
  • 台風
  • 大雨・土砂災害
  • 大雪

などが挙げられます。筆者は2011年の東日本大震災が発生した時、横浜に住んでいました。横浜も震度5くらいで、かなり揺れて町中大パニックだった記憶があります。このように、田舎特有の災害というのは無く、どこの地域に住んでいても災害にあう可能性があります。

災害に対しては、普段からの用心と発生しやすい場所を選ばないことが重要と考えます。

例えば、台風や大雪は地域毎で発生しやすさがあるので、その地域に住まないというのも選択肢になると思います。また、ハザードマップや防災グッズ等を普段から備えておくのも自然災害が発生した時に被害を拡大させない対策になります。

【解決策】自然災害

・ハザードマップを常日頃確認

・防災グッズの常備

・台風、雪等は発生しにくい地域を選択する

10.害獣被害

田舎で暮らしていると、害獣被害の話を聞いたり、実際に害獣被害に遭うケースが多いです。

害獣はハクビシンやアライグマといった生き物です。

害獣は食べ物や水源を求めて、私たちの生活圏へ入ってきます。

特に、家の天井裏は外敵が少なく、過ごしやすいため、害獣が侵入すると定住する可能性が高いです。

害獣は糞をするため、衛生環境の悪化や、最悪の場合建物を損壊を招きます。

また、病原菌を保有している可能性もあり、人間が感染すると大変危険です。

害獣は、基本的には駆除業者に依頼したほうがメリットが大きいです。

害獣は鳥獣保護法があるため、許可なく捕獲したり、殺したりができないためです。

害獣の特徴、被害状況、駆除業者は別の記事でまとめてます。

あわせて読みたい
【田舎暮らしの天敵】害獣の特徴と駆除業者10社比較【2023】
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11.まとめ

本記事では、田舎暮らしにおけるデメリットを紹介してきました。都会と比較するとどうしても許容できないデメリットもあると思いますが、それらを回避することができれば田舎でも十分暮らすことができると思います。

これから田舎暮らしを検討している方や、既に暮らしている方の助力になれば幸いです。

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まぐたく
まぐたく
田舎暮らし歴8年のアラフォーおじさんです。普段は中小企業でエンジニア、マネージャーをしております。 2015年に横浜から新潟へ移住してきました。現在は燕市という匠が集まる金属加工の町で暮らしています。 これから田舎で暮らしたい方に田舎の魅力を発信できればと思います。 たまにゲーム情報の発信もしています。
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